2009年7月 のアーカイブ

ABARTH、復活の意義 -Part2-

07/31/2009@10:56

前回のブログでは、ABARTH復活までの道程をお話いたしました。

今回は、ABARTHのニューモデルが、本当にABARTHの名にふさわしいものなのか、を検証しましょう。

まずは、『ABARTH 500』をご紹介します。

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このクルマは、ベースとなっているフィアット500の完成度がポイント。

070705_F_Fiat500_48_800

軋まないボディ、重厚感ある建付け。粘るリアサス。
そう、見えないところにお金が掛かっているんです。
フィアットで最小のモデルなのに、グランデプントより値段が高いくらいですから。

500の最上級モデル「1.4 16V」が、100HPです。
これ、けっこう速いんですよ。充分ホットハッチです。

CIMG0767
そこにターボを付け、135HPまでブーストアップしたのが、ABARTH 500。
『ノーマル3割増し』ですからね。なかなかないですよ、この思い切りの良さ。

080708_AB_500_42_1024

ABARTH 500がすごいのは、ここからです。

その3割増しのパワーを、本当にロスなく路面に叩き付けることができる足回り。
これは運転してみるとすぐに実感できます。
意外と「暴れ馬(暴れサソリ?)」ではなく、意のままに走ってくれるのです。
おそらく、「乗りやすい」とすら感じる方もいらっしゃるでしょう。

この走りの秘密はいくつかあります。

まず、リアサスの完成度の高さ。

ノーマルのフィアット500 1.4 16Vは、低速でリアがやや跳ねる傾向があります。
高速走行ではちょうどいいのですが、常用域ではちょっとピョコピョコするのです。
日本の道路で「ちょっと飛ばす」というと70~80km/hくらいですよね?
その速度域であまり美味しくない、というのがホンネです。

ところがABARTH 500は、ほぼ全域でリアの接地感が安定しています。
実は、ノーマル500と比較して、リアのバネレートを約15パーセント下げているのです。
さらにトーションバー内にスタビライザーを追加し、ロール対策もなされています。

その結果、アンチロールはバッチリ、乗り心地も問題なしのリアサスに仕上がったのです。

080708_AB_500_25_1024

これぞABARTHマジック!


では、続いてフロントを見てみましょう。

フロントはバネレートを約20%上げ、スタビライザーやショックアブソーバーのロッド径を太くし、これまた文句のない仕上がりです。

公になっている情報では、これだけであの「3割増」を路面にロスなく叩きつけることを可能にしているのです。

いや、そんなはずはない。それだけで済んでいるとは思えません。

実は、ABARTH 500の乗りやすさの秘密は『ステアリング』にあるのです。

切った分だけ曲がる? いや、切った以上に曲がるステアリング。
パワステのアシスト量が極端に少ない(=イマドキ珍しいくらい重い)のに、いざ飛ばしてみると、コーナーリングでピタっとインに付くことができます。

080708_AB_500_40_1024

太くて握り応えのあるステアリングをクイッ!と切り込んでいくと、ABARTH 500は何事もなかったかのようにロールもせず、ドライバーの意図したラインかその少し内側をトレースして行きます。
そのまま立ち上がりでアクセルペダルを踏んでいくと、野太いエグゾーストと、心地よいエンジン音が脳を刺激するのです。

080708_AB_500_17_1024

そのサウンドは、あの131アバルトラリー→ラリー037→デルタ、そして最後はクーペフィアットにも載っていた、70年代の傑作直列4気筒、通称『ランプレディユニット』を想起させます。
独特の「ゴロゴロ」とした音とフィーリングが懐かしさすら覚えます。
やっぱりエンジンはイタリア車に限りますね。本気出すと、スゴイです。

image

『ああ、ABARTHを買ってよかった。。。』


そう思える瞬間が、コーナーの出口で待っているのです。この感動は、オーナー様しか味わえません。

というわけで、ABARTH 500はちょっと乗っただけでも、もう充分にABARTHの名に恥じぬ出来栄えだと分かります。
ABARTH東京のスタッフも、毎回乗るたびに新しい発見があり、驚きの日々を送っております。

でもこれ、まだABARTH 500の魅力の、たった1/10くらいですけれどね。

次はABARTH グランデプントの出来栄えをお伝えいたします。
それはもう、驚愕の世界ですよ・・・。

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ABARTH、復活の意義 -Part1-

07/26/2009@10:27

ABARTHファンの皆様、イタリア車ファンの皆様、こんにちは。

ABARTH TOKYOのブログはもう少しマニアックに行こうかと思いまして・・・。
文章多め、内容濃い目でお届けしますので、お時間のある方、
ABARTHってどうなの?という方にぜひお読み頂きたいと思います。


さて、ABARTHが『復活』した、と言われますが、そもそもどうして『復活』なんでしょう?

そもそもABARTHは、カルロ・アバルト氏がレースへの情熱を目一杯注ぎこんだ、チューニングメーカーであり、レーシングチームでした。

070226_AB_CarloAbarth_1024
この人がカルロ・アバルト(1908-1979)。

1949年に会社を立ち上げると、小さなボディにハイチューンエンジンを載せたマシンでレースに参戦し、
50~60年代に数々の栄光と記録を残します。

フィアット500や600のエンジンルームに、大排気量のエンジンを押し込んだ「小さなサソリ」たち。
そして、同じくフィアットやシムカをベースに流麗なクーペボディを纏ったレーシングアバルト。
アバルトと聞いてイメージするのはこのあたりのモデルではないでしょうか?

1000TC ABARTH 1000TC

OT1300 ABARTH OT1300


その後、1971年にフィアットによる買収を受け、アバルトの活躍の場はサーキットからラリーフィールドへ移ります。

フィアットアバルト124ラリー、131ラリー、ランチアラリー037といった、ラリーシーンを飾る数々の名車は、ABARTHのスタッフの手によって生み出されました。

070226_AB_124AbarthRally_1024 FIAT ABARTH 124 Rally

070226_AB_FiatAbarth131Rally_1024 FIAT ABARTH 131 Rally

そして、かの有名なランチア・デルタ・インテグラーレ・WRC6連覇の栄光も、ABARTHの陣営によってもたらされた物だったのです。

060525_L_VincMondRally_1024 LANCIA RALLY 037 / LANCIA DELTA


ところが、表舞台からは次第にABARTHの名称が消えていきます。

これは、フィアットグループのイメージ戦略として、ランチアブランドにラリーのイメージ植え付けて宣伝すべく、ABARTHの名前を使わなくなっていったためでした。

その後も、ABARTHはフィアットグループのレース活動の心臓部として、Alfa 155のBTCCやDTM参戦を果たし、またしても栄光を掴みます。しかし、引き続きABARTHの名前は出て来ません。
「ALFA CORSE」「Fiat Auto Corse」といった名称で活動していたからです。

1993155v6dtm Alfa 155 V6 TI DTM’93

気付けば、ABARTHはフィアットの一部のモデルに「スポーティグレード」としてオプション設定されるだけの、「イメージ」でしかなくなってしまいました。
当然エンジンのチューニングなどなされておらず、悲しいことにサソリのマークは、「伊達」になってしまったわけです。

しかし、2007年に転機が訪れます。

フィアットが「ABARTH&C.社」の復活を宣言します。

ABARTHは、アルファ ロメオ、ランチア、フィアットと並ぶ独立した1ブランドとして、「ABARTH株式会社」の形で正式に蘇りました。

Wine_Bar_Bersano_Sol_1_a 現代的にアレンジされたABARTHの新ロゴ。

フィアット車とは別の工場で、ABARTHのスタッフによってABARTHのチューニングをなされた本当のABARTHが製造され、ABARTHの専売ディーラーを通じて世の中に出てくることになったのです。

080218_AB_Sede_06_1024 新生ABARTHのファクトリー

これをもってABARTHは『復活した』と言われました。

その『新生ABARTH』の第1弾が、ABARTHグランデプント。
そして第2弾が、ABARTH500。

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080708_AB_500_03_1024

真のABARTHが復活して真剣に作ったABARTH車は、果たして本物のABARTHと呼ぶに相応しい出来栄えなのでしょうか?

次回、その検証を行います。
真夏の熱いブログをお楽しみに。

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満員御礼!! ABARTH TOKYO

07/19/2009@09:09

ABARTHファンの皆様、毎日遠方よりご来場いただきまして
まことにありがとうございます!!
スタッフ一同、日々感謝の気持ちでいっぱいです!!!

”復活した伝説” アバルトの姿をご覧いただくお客様の視線、
それはもう熱いなんてものではありません!!

そんな情熱渦巻くABARTH TOKYOショールームを
改めてご紹介いたします!!

【現在の展示車】
■ABARTH 500 (希少な赤!『オフィチーネレッド』)
☆車両価格:295万円

SN3K0029
一番人気、ABARTHのアイコン、イタリアン爆弾のチンクェチェントです。
レッドは数が少ないので、貴重ですよ。ぜひ実車をご覧下さい!!

SN3K0039
レッドだけは、レザーシートがブラック一色になります。とっても渋いですよ。
(※レッド以外のカラーですと、赤と黒のツートンです。)

SN3K0034
SN3K0035
■ABARTH GRANDE PUNTO (サーキットのよく似合う白『ビアンコ1970』)
☆車両価格270万円

SN3K0030
ラリーでも大活躍の、グランデプント。
ゆとりの室内空間、迫力の155PS、そしてなんといっても6速MT!!

SN3K0032
SN3K0031
SN3K0033
ブレンボキャリパーだって、標準装備!! ガッチリ止まりますよ~。

500をお目当てにご来場され、スペック・価格・サイズを比較した結果
グランデプントをご契約されるお客様がとても多いんです!!

シートの素材もバックスキン系のファブリックで、ホールド性バツグンです。
コーナーを攻め込んで行っても滑りません!!!

新生ABARTHの特徴を一言で言いますと、
『クルマとしてのバランス・完成度が高い!!』

これは、ベース車両の素性の良さが活きているワケですが、
それ以上にサスのチューニングやブッシュ類の使い方が
非常に考えられているからです。

こんなにピシっと来るイタリア車、そう滅多にありませんよ!!
ぜひABARTH TOKYOへご来店下さい。
情熱あふれるスタッフが、お待ちしております!!

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